【注意喚起】 (第2報) 腹部および前胸部下方植込みデバイスのタブレットによる電磁干渉
- タブレットをデバイス及び体表面から離して操作すること
- 隔離距離は各タブレットによっても安全距離が変わる可能性があるため、各タブレットの取扱説明書・ホームページで提供されている安全情報をまず参照し、明確な記載がない場合は15cmとすること
第一報でご報告した通り、ペースメーカ腹部植込み小児で、腹部に接する状態でのタブレット操作が原因で、タブレット(タブレット端末・タブレットPC)による強制ペーシング (マグネットレスポンス)の報告がありました。これは小児のみならず、成人を含む腹部および前胸部下方にデバイス本体留置されている全ての患者様に想定される事態です。
第一報では可及的な方針を提示しましたが、日本不整脈心電学会で本事象を詳細に検討し、最終的な注意喚起文章が出されました。腹部植込みデバイスに関与する皆様方におきましては、患者様へのご指導をよろしく御願いいたします。
また、電磁干渉は タブレットカバー・イヤホンケースなど身近にある様々な磁性体でも発生しうることを認識ください。実験的には日常使用される多くの磁性体がデバイスに影響を与える距離は15cmより短いことが示唆されています。

