各種活動・研究・報告
ACTIVITY
- ご所属施設および科名
- お名前
- ご所属施設で管理されている腹部電池植込み症例総数 (年齢は問いません)
- タブレットによるマグネットレスポンス作動のご経験の有無
- 4.で有の場合、どのような状況であったか、詳細を記載ください。
*患者個人を特定する情報(名前, 生年月日等)を含まないようご注意ください。
植込み型心臓電気デバイスのダブレット電磁干渉アンケートの御願い
2024年9月17日
日本小児循環器学会評議員
及び各施設のデバイス管理責任者の方へ
以下Google Formより、2024年10月6日までにご回答ください。
各施設のデバイス管理責任者の方にご返答いただきたく存じます。評議員の先生方におきましては、各施設のデバイス管理責任者の方にアンケート返答をご指示いただけますよう御願いいたします。
ペースメーカなどのデバイス腹部植込み小児例で、タブレット(タブレット端末・タブレットPC)による電磁干渉の報告がなされました。タブレットのスピーカ部にある磁石による作動 (マグネットレスポンス)です。デバイス腹部植込み小児が腹部でタブレットを操作することにより発生し、胸部にデバイス植込みがされている成人例では注意されていなかった事項です。マグネットレスポンスが記録される機種の出現により発見され、これまで気づかれていなかった事象と推測されます。
マグネットレスポンスによる強制ペーシングは、Spike on Tによる不整脈誘発と、頻回作動による電池消耗のリスクがあります。植込み型除細動器においては、マグネットが接触している間、強制ペーシングは行われませんが、頻拍の検出・治療が停止する機種が多く、多くはアラート音で警告されますが、アラート音が鳴らない機種もございます。
近年、学校でのICT (information and Communication Technology)学習が全国的に普及しており、学会では、日本不整脈心電学会と協力し、省庁を通じて注意喚起を行う方向で活動しています。タブレットの磁石部分をデバイスから数cm離すだけで、この事象を予防することが可能です。今後、公に、どのような注意喚起を行うのかは現在検討中ですが、まずは患者様に腹部電池部分からこぶし一個分、離してタブレットを操作するように指導ください。
本事象の全国的な現状把握のため、皆様方にアンケートを施行させていただきます。本アンケートは、日本小児循環器学会理事会・倫理委員会の承認を得ており、結果は日本小児循環器学会学会誌に掲載し、皆様に還元・共有させていただきます。本調査のお問い合わせ・研究計画書閲覧希望の方は、日本小児心電学会HP (日本小児心電学会 | 日本小児心電学会の公式ホームページです。 (jspec.jp))より日本小児心電学会事務局までご連絡ください。
アンケート内容
お忙しいところ恐縮ですが、本アンケートの目的・内容を鑑み、ご協力いただけますよう何卒よろしく御願いいたします。
2024年9月17日
日本小児心電学会役員会
代表幹事 岩本眞理
副代表幹事 早渕康信 宮﨑 文
事務局長 鈴木嗣敏
共同研究施設の募集
2024年1月20日
研究課題 「成長期QT延長症候群の新たな診断基準の確立」
遺伝子診断されたLQT1,2,3の症例登録をしていただける施設を募集します。
成長期の正常者とLQTS症例で、QT間隔とT波形を縦断的に評価し、成長期のデータに基づいた成長期独自のLQTS診断基準の作成を試みます。遺伝子診断と学校心臓検診が整った日本にしかなしえない成果を、共に世界に発信していきましょう。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
【共同研究参加のお願いPDF】
参加を検討いただける施設は下記にご連絡ください。
お問い合わせ連絡先:
新潟大学医歯学総合病院 魚沼地域医療教育センター 鈴木博
E-mail: hsuzukc5@med.niigata-u.ac.jp