第28回日本小児心電学会学術集会・演題募集のご案内
11月29日(金)、30日(土)に三重県津市のアスト津(アストホール:津駅隣接)にて現地開催をいたします、第28回日本小児心電学会学術集会の演題募集を下記期間にて行います。
演題募集期間 7月17日(水)正午 ~ 8月28日(水)正午
この度、第28回日本小児心電学会学術集会(2024年11月29日〜30日)を、三重県津市のアスト津(アストホール)にて開催することとなりました。
本会では、「小児心電学のNext Stage」をテーマに、一般演題、要望演題、招請講演、シンポジウム、国際シンポジウムを予定しています。近年、対象疾患の診断と薬物療法・非薬物療法の進歩により、小児期発症不整脈の成人移行例、不整脈が問題となる成人性心疾患患者が増加し、本学会の研究領域は広がっています。一方、学校心臓検診のガイドライン整備、医療DX、AIの応用など、新たな視点からの学校心臓検診の議論が始まっています。EP, ablationなど小児不整脈領域の技術は日進月歩に進んでおり、国内のエキスパート、国際交流から学ぶことも多いかと思われます。以上のことから、「領域横断的」「多領域」「国内外」をキーワードに小児心電学のNext Stageを議論したいと思います。
本会では、シンポジウム1として、「小児期発症不整脈の移行期医療を考える」を企画しました。小児科、産科、内科の専門家と最近の課題と対策を検討します。シンポジウム2では、第3回学校心臓検診の未来を考えるシンポジウム「学校心臓検診DXの地域の好事例に学ぶ」と題して、地域でデジタル化を進めている自治体での担当の医師、検査業者の事例を検討します。特別講演ないしランチョンセミナーでは、小児心疾患、成人先天性心疾患へのアブレーション、デバイス治療の最新情報などを予定しています。また、EP/Ablation国際シンポジウムとして、小児期発症心疾患、成人先天性心疾患に対するEP/Ablationのホットな話題を海外のエキスパートと議論したいと思います。要望演題1「小児期発症心疾患に対するICD」で、最近の難治例・蘇生成功例へのICD留置の小児例、要望演題2「ACHDに対するアブレーション」で、増加するACHDで問題となる不整脈へのアブレーションの経験例、要望演題3「学校心臓検診の地域での課題と方策」として、各地の学校心臓検診の問題点を発表していただきます。
開催地の三重県津市は、各地からの交通の便が比較的良好です。私鉄で名古屋から50分、大阪難波から80分、フェリーで中部国際空港から45分です。ご参加の機会に、伊勢神宮とおかげ横丁・おはらい町、伊勢志摩に足を延ばしていただければと思います。多くの皆様にご参加いただき、熱い討論と楽しい交流の場になることを期待しております。
第28回日本小児心電学会学術集会
会長 三谷 義英